直流回路 スイッチS
*スイッチSが開いているときは、Sに電気(電流)は流れないので、Sの真上に並列になっている30Ωに電気が流れる。Sが閉じて30Ωに並列になっている下の線がつながると、今度は逆に30Ωには電気はほとんど(試験問題計算上は「0」)流れなくて、抵抗のないSの方にばかりを流れる。このSが閉じた状態を短絡した状態といい、Sに並列になっている30Ωは計算上は無い物として無視される。
*スイッチSが閉じたとき(下の図)ということなので、100Vの電源側から見た回路は30Ωが2個並んだ直列回路でしかないため、どちらの30Ωにも50Vづつ電圧がかかっている状態であることは暗算で計算できる。ここで重要なのは、I=V/Rの公式を使用して100Vを60Ω(30+30)で割り、また30Ωを乗じたりの計算はしないこと。直列回路は分圧して計算できるようになっておかなければ試験問題は解き難い、解けたとしても時間がかかりすぎる。
*端子a-bは、その先に 線が繋がっていないので、回路の一部ではない。 a-b間の電圧をテスターで計測してみると a-b間には50V という表示がされる。aの左横の30Ωが気にかかる人も多いだろうが、この30Ωが50Ωでも10Ωでも、または無くても計測結果は同じになる。端子abは 解放されていて電源が繋がっていない ので、100Vの 電源側から見た 50Vだけを認識すればよい。
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