2019年4月6日土曜日

第二種電気工事士 平成29年下期 問1 直流回路 電位差


アースに落ちている点aの電位は0Vだと理解することで、この問題は解きやすくなります。

*点aにテスターの(黒コード)を当てて測定すると、上の100Vはプラス100V、下の100Vはマイナス100Vと測定されなければなりません。上の100Vの(+)端子と下の100Vの(-)端子間の電圧は200Vであることは途中のアースに関係しません


 *電源電圧200Vで合成抵抗100Ωですから、この回路に流れる電流値は2Aですので、40Ω側に掛かる電圧は80V、60Ω側に掛かる電圧は120Vになります。基準になるC1点(C2点)を見出すことができたら答えは簡単に出てきます。


*きっちりとした計算式で求める場合はそれぞれの極性の向きが大切になります。上の100Vと40Ωの中間点C1から見たa点の電圧はマイナス100V、同じくC1から見たb点の電圧はマイナス80Vですので、aーbの電位差は△100ー△80=△20(bーaだと20V)で、20Vの電位差があるということになります。 下の100Vと60Ωの中間点C2から見たa点の電圧はプラス100V、同じくC2から見たb点の電圧はプラス120Vですので、aーbの電位差は100ー120=△20(bーaだと20V)でC1点から見た電位差と同じになります。

第二種電気工事士 計算問題 目次

0 件のコメント:

コメントを投稿